透明ボトルの試作

JMCのソリューション

• ペットボトルの量産工程

  ペットボトルの量産には、一般的に金型を使用したブロー成形が用いられます。量産に入る際は、金型の製作や量産ラインの確保などに高額なイニシャルコストがかかるため、事前にテスト用の簡易金型を用いた試作が行われます。しかし、簡易金型であっても製作には2週間～1カ月程度の時間を要します。そこで、開発初期の検討段階では、形状の確認を目的として3Dプリンターを使った試作が行われることがあります。

  

• 1カ月の試作品の製造日数を、最短で2日程度まで短縮。開発期間の短縮に寄与

  3Dプリンターでは、ブロー成形のように型を用意する必要がなく、3Dデータから直接造形することができます。これによって1カ月かかっていた試作品の製造日数を、最短で2日程度まで短縮することが可能で、開発期間の短縮に寄与しています。

  

• 透明化処理によって外観品質を高める

  3Dプリンターは材料を一層ずつ積み重ねて製品をつくる技術です。そのため、製品表面の積層段差を避けることができず、通常は白くくすんだ見た目になってしまいます。そこで、さらに外観品質を追求する場合は透明化処理（研磨＋クリア塗装）を施します。これによって、完成した試作品は量産品に近い透明感の仕上がりとなり、量産前の形状・外観の確認に最適な状態となります。
  3Dプリンターによる試作は、量産時と工法特性が異なるため、ボトルの厚み調整などが必要な場合があります。そのようなデータ調整も含めて当社で対応いたしますので、お気軽にご相談ください。