極めて複雑な形状をもつ盆栽をCTスキャンして、粉末焼結造形(ナイロン)で再現。
CTスキャンを用いて、微細な葉の形状や、盆栽内部の年輪までスキャンすることに成功。
工法概要
【形状取得】
工法 | CTスキャン |
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使用装置 | Phoenix v|tome|x c450 |
工法 | 粉末焼結方式 |
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樹脂 | ナイロン粉末 |
積層ピッチ | 0.1mm |
使用装置 | Sinterstation HiQ |
JMCのソリューション
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極めて複雑な形状をもつ盆栽をCTスキャンして、粉末焼結造形(ナイロン)で再現しました。
今回の場合、光学式スキャンでは無数の枝葉によって部分的にしかスキャンすることが出来ませんでしたが、CTスキャンを行ったことで、微細な葉の形状や、盆栽内部の年輪までスキャンすることに成功しました。※JMCではラインレーザーによる非接触測定も行っています。ラインレーザーは、その他のスキャン方式よりも優れた寸法精度で形状を取得することが可能ですが、反面レーザーの当たらない影の部分をスキャンすることはできません。今回使用した産業用CTスキャナ
CTスキャンで3Dデータ化された盆栽
断面画像
スキャンしたデータをSTLデータに変換し、3Dプリンターで出力します。プリント方式は、盆栽の複雑な形状を考慮し、サポート材が不要で強度にも優れる粉末焼結造形(ナイロン)で行っています。